資料に答えがないとき
出典を示せない場合は回答を保留し、担当者への確認につなぎます。この動作も評価項目に含めます。
DESIGN SAMPLE / 自主制作
社内資料を根拠付きで探せるAI検索を題材に、業務の要件からシステム構成、評価、運用までを設計しました。導入前に何を決め、どう確かめるかを、成果物の見本で紹介します。
01 / REQUIREMENTS
想定するのは、業務手順書を探して回答する社内担当者。資料を探し、該当箇所を読み、回答の根拠を確認する一連の仕事を対象にします。
02 / ARCHITECTURE
質問への回答と、資料を更新する経路を分けて設計。権限の確認は、資料を検索・取得する段階に組み込みます。
共通の管理:アクセス権限 / 操作・エラーの記録 / 利用量と費用 / 評価用の質問
出典を示せない場合は回答を保留し、担当者への確認につなぎます。この動作も評価項目に含めます。
版を管理し、取り込み後に新旧の検索結果を点検。古い資料や削除済みの資料が残っていないかを確認します。
社内データの扱い、必要な回答品質、応答時間、費用を比較。外部APIとローカルモデルから、条件に合う方式を選びます。
03 / EVALUATION
実際の業務を想定した30問で試作を評価。次の配分をたたき台に、質問、正解の根拠、合格条件を事前に決めます。
| 質問・条件 | 件数 | 確認すること |
|---|---|---|
| 資料に明確な答えがある | 12問 | 内容が根拠と一致し、正しい資料・該当箇所に戻れる。 |
| 言い換え・複数資料の参照 | 6問 | 必要な情報を検索し、条件の違いを取り違えない。 |
| 答えがない・条件が曖昧 | 6問 | 回答を保留するか、追加の確認を求める。 |
| 更新・削除・アクセス制限 | 6問 | 旧版や削除した資料、閲覧できない情報を回答に含めない。 |
質問ごとに期待する根拠と結果を記録します。下記は記入前の様式です。
| 質問ID | 種別 | 期待する根拠 | 判定 | 出典 | 応答時間 | 費用 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Q-01 | 未記入 | 未記入 | 未記入 | 未記入 | 未記入 | 未記入 |
これは評価計画の見本です。実際の試作では質問ごとの結果、出典、応答時間、利用費用を記録し、業務に使える範囲と改善点をまとめます。
04 / CLOUD & OPERATIONS
クラウドに配置する場合は、入口、アプリ、データ、管理の境界を整理。お客様のアカウントで管理できる構成と引き継ぎを想定します。
公開する通信を絞り、利用者を識別。
秘密情報をコードから分離し、権限を限定。
直接公開を避け、保存と削除の条件を決定。
担当者、実施条件、確認方法をセットにします。復旧はバックアップの取得だけでなく、戻す操作まで確かめます。
05 / HANDOVER
業務の流れ、構成図、データと権限の扱い、採用した方式とその理由。
質問ごとの結果と根拠、費用と応答時間、改善の優先順位と導入判断の材料。
構成と設定の一覧、管理担当、日常の確認、更新・停止・復旧の手順。
自主制作の設計サンプルです。実際のご支援では、お客様の業務・データ・環境に合わせて要件と納品範囲を定めます。
LET’S TALK
いまの業務、使っているシステム、実現したいことをお聞かせください。取り組む範囲と進め方を整理します。